自然災害について思う
2018/07/26
暑中 お見舞い申し上げます。
又被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を祈ります。
縁あって、6月中旬雲仙 普賢岳を見る機会を得ました。平成3年大噴火を起こし、火砕流によって多くの犠牲者を出したことは、記憶に残るところです。こんな美しいのどかな風景が海辺に至るまで一瞬に飲み込まれるとは、災害のすごさに思い駆られたところでした。
そんな時、7月6日西日本豪雨が、広島地方をはじめ広範囲に未曾有の被害をもたらしました。土砂災害により多くの犠牲者をだし、インフラ交通網は、寸断され各町が陸の孤島かとなりました。4年前の広島土砂災害の復興も半ばの時それをもはるかに上回る規模で発生。広島地方の、住宅事情、地形、土質などを考えると、同じ災害が又何時でも起こるとも思うところです。広島は土砂災害危険度№1の県に当てはまるような気がします。50年、100年に一度の危険が迫っておりますと発表はされますが、なぜか耳慣れた気がし、異常気象が当たり前に思われるような時代が到来、過去の経験での物差しでは、防ぎきれない災害が平気に起こる世の中に、自分自身安全とは何かを今一度見直したいと思います。
私自身、八本松の自宅に帰宅途中濁水、土砂崩れに遭遇し辛うじて夜中自宅に辿り着くことができました。運転中に恐怖も感じました。
災害から20日が過ぎ、少しずつ復旧の兆しが見えてきました。東広島周辺を少し廻るだけで大規模土砂崩れの現場にいくつも遭遇します。田畑に流れ込んだ土砂、流木、護岸の流失これらを元に戻すことが出来るのか、特に過疎の町には益々拍車がかかるのではと。
ボランティアにも参加したり、69歳になる私がいろんなことを考える今です。東広島がボランティアセンターを立ち上げたのは、市制初めてとの事、各市町村も同様に対応にてんやわんやの状況です。頑張って頂きたいと思います。
酷暑が続いております。皆様大変な時とは思いますが、体調管理に十分気を付けてこの夏を乗り切って頂きたいと思います。
下野
雲仙 普賢岳(山頂)
西日本豪雨による土砂崩れ