今を生き生きと vol.9
2012/05/01
「見切り千両」という言葉があります。私が会社設立時に先輩からおそわった教えで、最近あの有名な上杉鷹山公の教えの一節だと分かりました。
「見切り千両、無欲万両」
今まで一つのことを継続することは大切なことで、できるだけあきらめないといいきかせてきましたが、還暦をむかえるにあたって一人の人間の時間とエネルギーには限りがあり何かをあきらめることで他に選択できるすばらしいチャンスに出会え一日が24時間以上に永いことに気付きました。
自分を表現できる喜びその努力をおしまない事はすばらしいことだと思います。
ちなみに、無欲とは井原西鶴は「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」と言っています。他人の喜びや利益を第一に考えることが、まわりまわって自らの利益に撃がる。つまり自分のことでなくまずお客様や社会のことを考えて行動することで、自らも生かされていく、商売の言葉で「三方よし」ロータリーの言葉で「四つのテスト」、結局、今も昔も日本も、世界も世の動きは変わらないのではないでしょうか・・・。