素敵なレポートを有難うございます
2021/02/22
昨年、県立広島大学で学生の皆さんに60分のリモート講義をさせて頂きました。
今、勉学にいそしんでいる学生さんに対して、何を話すことが出来るのだろうかと思案している時に、常日頃聴講生としてお世話になっている教授から「なぜ起業したのかを話せばいいのですよ。」とアドバイスを受けました。
この歳になってなぜ起業したのか、改めて考えると、私の幼いころから今までの生い立ちが走馬灯のように頭の中を駆け抜け、いろんな経験をさせてもらった67年の時間が60分の講義時間となっていました。少しでもお役に立てればと思っておりましたが、先日教授から学生さんのレポートをいただき、そのレポートに私のほうが大きな感銘を受けました。
レポートの内容は、初めに私、伊藤弘幸の生き方、APELTAの願い、ウイズアートのコンセプト、それに続き時間の共有、世の中の変化に対応できる柔軟性、学ぶことからの新たな価値の創造、そして最後は自分自身の努力で道を切り開いていく決意が書き綴られていました。若者の感性は本当に素晴らしいとつくづく感心しました。
今回のリモート講義の経験は、私事として心の中に納めておくつもりでしたが、学生さんのレポートを読んでいるうちに自然といろんな思い出が涙となって、ただただ今在る私を育ててくれた周囲の皆さんに感謝せずにはいられなくなりました。たまたまの出会いを大切にしてきた「ご褒美」なのでしょうか、出会ったこともない学生さんのレポートは、私が起業し、ウイズアートが誕生し、これからの進む道を解りやすく素敵な言葉で表現されていました。今まで何千冊と本を読んだ私にこれほど勇気を与えてくれた著者はいませんでした。
私はこのレポートに書かれている文面に恥ずかしくないよう新たなステージへ挑戦しようと考えています。学生の〇〇さん、本当に素晴らしいレポートを有難うございました。皆様に読んでいただきたいのですが著作権等もあり私の宝として大切に納めさせていただきます。
いつか出会うことを楽しみにし、また貴重な人生の時間を共有する仲間として共に歩んでいきましょう。
伊藤 弘幸