島根県芸術文化センター
2017/07/18
この連休でふらっと益田市の島根県芸術文化センターへ行って来ました。
設計者の内藤廣氏が伝えていることが少し理解できたような気がしました。
敷地の中央に強い求心力を持つ広場・・・・
ばらまかれた機能は、中庭に吸い寄せられる。
中庭は失われたサイトに対する追悼、
水盤は失われた時間への追悼とみる。
壁瓦は天空の色を反映して千変万化する。
屋根の輝きと壁瓦の陰影は、石見のもうひとつの側面、
繊細さや移ろいを空の色を介して映し込んでいる。
コンクリートの量感で石見の大地が
隆起したような精神の砦をつくりたかった。
「建築のちから」 内藤廣 著より
伊藤 弘幸