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新築、リフォーム、古民家の再生等、企画・設計・施工をプロデュースする
広島の総合建設業/一級建築事務所 株式会社 ウイズアートのNews(ブログ)です。

広島駅新幹線構内事務所新設工事

2025/05/16

現在担当しております事務所新設工事です。(㈱ジェイアール西日本ビルト様発注工事)

現場の真上には新幹線ホーム、線路があり広島駅構内であるため、施工条件に制約のある中での工事を進めております。

 

 

 

 

 

 

 

設計者さまのこだわりのデザインに仕上がっておりますので内装仕上げ工事は随時更新いたします。

 

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※『プランボード』

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗事務所設計、施工もお任せ下さい。

 

竹本

「日本をつくったのは誰か」小名木善行 著

2025/05/07

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 この連休に2冊の本を読みました。その1冊が上記の本です。とても読みやすく、知らないことがたくさん記述されていました。日本人の多くの人に日本のすばらしさを知っていただきたいと思います。
 仁徳天皇の逸話に学ぶ日本の政治の本質
 「民のかまどから煙が上がらないのは、貧しきて炊くものがないからではないか。都がこのような状態であれば、地方はさらに深刻な状況に違いない」と云われ、「向こう3年間、税を免除するように」とお命じになられました。
 3年後、「朕はすでに富んだ。喜ばしいことだ」それを聞いて、皇后は「どうしてそのようにおっしゃるのでございましょう。宮殿の垣根は崩れ、屋根も敗れたままでございますのに・・・」それに対し、仁徳天皇は「磐姫皇后よ、政治とは、民を第一に考えるべきものです。その民が豊かになっているのだから、朕も富んだことになるのです」
 税の免除から3年が経ち、都の民は豊かになり、人々の暮らしも安定しました。当時の様子を『日本書紀』は、「道に物を置き忘れても拾っていく者すらいないほどであった」と記述しています。そんな中、諸侯たちは天皇にこう申されました。「今こそ税を納め、宮殿を修理させていただきたく存じます。さもなくば私たちが天罰をうけてしまうでしょう」しかし、仁徳天皇はその申し出を受けず、なお3年間、税の免除を続けました。こうして6年間の歳月が流れ、ようやく税の徴収を認め、宮殿の修理を許可されました。その様子を『日本書記』には次のように記しています。
 「民、うながされずして材を運もっこを負い、日夜をいとわず力を尽くして争い作る。いまだ幾ばく経ずして宮殿ことごとく成りぬ。故に今に聖帝と称し奉る」民衆は天皇に深く感謝して、誰に命じられることもなく、また強制されることもなく、自発的に宮殿の修理に取り組んだのです。その結果、わずかな期間で皇宮は見事に修復されました。
 彼らは単に「減税してもらえて良かった」と思うだけでなく、感謝の気持ちを忘れることなく、天皇への恩義にこたえようとしたのです。この「報恩感謝」の精神は、日本の社会を支える重要な価値観として受け継がれました。これは有名な話です。
 また、天皇が、日本の民衆を「おほみたから(大御宝)」とされたこと。神武天皇の「建国宣言」、「富士山」の名の由来、大伴家持の歌「海行かば」、「令和」の意味から発したこの本は、最終章では、西洋型文明は「我の文明」であり、人と人との信頼がなく、勝利や支配を優先する。一方、日本の伝統的な国家観では、民は天皇の「大御宝」です。これは、支配でなく、民を慈しむ思想を根底に置くものとし、誰もが正直に、真心をもって生きることが大切とされる「和の文化」とし、分離から統合へ、対立から結びへと進化しようとしています。中心にあるのは、再び、日本です。と結ばれていました。
 古代から現代までの著者の知る歴史がとても分かり易く再認識した本でした。
 
伊藤 弘幸